スイスフランショックでFX業者が傾く
スイスフランショックというのは、スイス国立銀行が2011年9月から維持してきたスイスフランに対するユーロの下限を1.2000として無制限介入を行っていくという為替方針を2015年1月15日に突然撤廃したことによるスイスフランの暴落です。
最大30%を超える急落となり多くの投資家や企業・FX業者に影響を与えました。
スイスフランショックによりアウバリが破綻しました。
当然、ジャパンに影響がないはずはなくジャパンも破綻となりました。
レバレッジ1000倍の恐ろしさ
アルバリが波状した原因というのは、相場の急変ですが、その裏にあるのが日本にはない1000倍というハイレバレッジの運用を認めているということです。
例えば、1ドル100円とするとレバレッジ1倍なら100通貨しか買えません。1000倍なら10万通貨買えます。
1円下がると10万円の損失になります。
元本1万をはるかに上回る損失となります。
スイスフランショックの際は1円ではなく40%を超える値下がりでした。元本の40倍もの損失が出たということです。
すでに追証の金額を支払えず、アウバリが引き継いだということです。
海外FX業者の日本法人には常に同じことが起こる可能性が
スイスフランショックでアルパリジャパンが波状したという事例の説明を行いましたが、これと同じことが他のFX業者で発生しないという保証はどこにもありません。
高レバレッジの運用を認めている以上は、相場の急変によって多額の損失を被る可能性はあります。
いくら財務上優れた業者であっても海外FX業者の日本法人にはこのリスクがあると考えておいたほうがいいでしょう。
では、日本のFX業者というと各社とも「ない」と断言していますし、レバレッジも最大で25倍とかなり違うので可能性としてはかなり下がるはずです。