fx業者はペイオフの対象となるのか?信託保全との関連性は?
ペイオフというのを知っているでしょうか?
2002年4月に施行された法律で1金融機関1預金者当たり1000万円まで保護するというものです。
すなわち1000万円以上預金をしていて金融機関が破綻した場合、1000万円までしか返ってこないというものです。
それまでは政府により全額補償されていましたのでこのペイオフが施行されたことにより金融機関が破綻した場合は最大1000万までしか返ってこなくなりました。
このことで我々ができるのは、大切なお金を預ける金融機関を選別して破綻しないような金融機関を選ぶ必要性が出てきました。
銀行が破綻するなんてあんまりないと思うかもしれませんが、実際に1997年北海道拓殖銀行が破綻しました。
では、金融機関というとFX業者は、ペイオフ対象の金融機関に含まれるのかということになりますが、FX業者はペイオフ対象には含まれていません。
FXでは、ペイオフの代わりに信託保全があるということになります。
信託保全というのは自社の資金とお客さんから預かった資金を分けて管理しなさいという法律です。
100%信託保全が義務化されています。
ペイオフのように1000万円という上限もないのである意味預金者保護ではこちらのほうがいいかもしれません。
よくFXと比べられるのに外貨預金がありますが、外貨預金はペイオフ対象外です。信託保全でも保護されていませんので注意して下さい。